2005年03月06日

来年の大河ドラマ

  功名が辻 1 (文春文庫)

 来年の大河ドラマ「功名が辻」の原作本です。「ボロボロ伊右衛門」などという、不名誉なあだ名の山内伊右衛門(一豊)と、 内助の功で有名な妻、千代の二人が、土佐一国の主にまでのし上がる、というお話です。

 伊右衛門は、平凡な、どこにでもいるような男だけれど、誠実な人柄の持ち主。そんな伊右衛門の武器は、 自らの分を知っている、という点であったと思います。自らを「凡庸」「無能」と自覚し、流れに身を任せるのは、難しいことです。もちろん、 伊右衛門に嫁いだ千代の支えがあってこそ、なのですが。

 来年の大河ドラマに備えて、未読の人はぜひ。あ、今年の大河については、ノーコメントでお願いします。

功名が辻

posted by Dai at 04:25| Comment(6) | TrackBack(0) | 書籍 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年03月02日

短編の名手

  ナポレオン狂(講談社文庫)

 阿刀田高の短編集。タイトルに「ナポレオン」の名前が入っていますが、歴史は関係ありません…。

 唐突ですが、最近、短編小説に凝っているんです。芥川龍之介の 羅生門・鼻(新潮文庫)(こちらは日本史、特に今昔物語を知っていると、より楽しめるかと) を久々に読み返してみたら、すっかりはまってしまいました。

 で、本題の ナポレオン狂ですが、表題作「ナポレオン狂」は、ナポレオングッズのコレクターと、 ナポレオンの生まれ変わりを自称する男との出会いが、どんな結末を迎えるのか?という話です。結末は…是非読んでみてください。

 この人の書く話は、最後のどんでん返しが実に面白いんです。いい意味で「やられたっ!」という感じ。短編だから、 サクッと読めるというのも、なかなか読書の時間がとれない、なんて方にオススメです。

 短編の名手の作品を、是非味わってみてください。

ナポレオン狂

posted by Dai at 22:47| Comment(0) | TrackBack(0) | 書籍 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2005年02月27日

雑賀孫市

 尻啖え孫市(講談社文庫

 書籍紹介第一弾は、司馬遼太郎著「尻啖え孫市」です。ペットに同じ名前を付けるほど、僕の好きな武将です。

 あまり脚光を浴びる事のない人物ですが、戦国時代の傭兵部隊ともいうべき雑賀衆を率いて信長と戦った武将です。 人物像に迫る詳しい資料がないのですが、司馬遼太郎は彼に、「鉄砲の名人で女好き」という、非常に魅力的な人物に設定しました。

 そんな孫市が、強大な信長軍と戦う事になった原因が、なんと女性絡みの因縁から。信長に見事「尻啖わせる」 ことができるのでしょうか?
尻啖え孫市

posted by Dai at 16:30| Comment(3) | TrackBack(1) | 書籍 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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